【春日部市】工場の屋根補修にはカバー工法がおすすめ!塗装、葺替えとの比較と相場
春日部市、越谷市、さいたま市の工場を中心に外壁塗装工事・屋根塗装工事、リフォーム工事を専門にしている
工場・倉庫の外壁塗装・屋根塗装専門店ジャパンテック(株)です!
代表取締役の奈良部です!
春日部市の工場経営者のみなさん、こんにちは!
今回のコラムでは「工場の屋根カバー工法」についてお話しします。
結論からいうと、工場の屋根修理にはカバー工法がおすすめです。
今回のお役立ちコラムでは下記の4つの内容についてお話ししていきます。
- カバー工法と葺き替え、塗り替え工事との比較
- 工場の屋根修理にカバー工法がおすすめな理由
- カバー工法の費用相場
- カバー工法の失敗事例
屋根の修理は下から見えづらい部分なので、手抜き工事をする悪質な業者も存在します。屋根工事は、実績が豊富で信頼できる専門業者に依頼しましょう!
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屋根カバー工法とは?
はじめに、屋根カバー工法について概要と、葺き替え工事や塗装との違いについてお話しします。
屋根カバー工法の概要
屋根カバー工法とは、今の屋根材の上から新しい屋根材を被せる工事です。「重ね葺き工事」とも呼ばれています。既存の屋根材に新しく防水シートを貼って雨漏り対策をしたうえで、新しい屋根材を張ります。
屋根が重なると重くなるのでは?と心配になる経営者のかたもいらっしゃると思いますが、ご安心ください。カバー工法では多くの場合、薄くて軽量のガルバリウム鋼板が使われ、重量の増加を最小限に抑えます。
カバー工法のおもな目的は、断熱性や防音性、防水性の向上です。重ね葺きによって屋根材の寿命が20年ほど長くなります。
カバー工法と葺き替え工事の違い
屋根の葺き替え工事とは、今の屋根材を撤去して新しい屋根材に葺き替える工事です。同時に屋根材の下に敷かれている防水シートや野地板(木製の下地)、屋根の頂点にある棟板金も傷み具合に応じて交換します。
屋根全体を修理する点ではカバー工法と共通していますが、葺き替えは土台を含めた屋根全体の修理が目的です。葺き替え工事によって根本から屋根が生まれ変わり、寿命が40年ほど延びることになります。
カバー工法と塗替え工事の違い
塗装は、屋根材本体ではなく、屋根の塗膜劣化に対するメンテナンスとしておこなわれます。塗膜が劣化すると屋根材に影響が出るため、塗料を塗り替えて屋根材を保護するのが目的です。
屋根本体や土台となる野地板はそのままなので、屋根材自体の寿命は延びません。カバー工法や葺替え工事と大きく異なるポイントです。
工場の屋根修理にカバー工法をおすすめする理由
葺き替えや塗り替え工事と比べても、工場の屋根修理にはカバー工法がおすすめです。カバー工法は葺き替え工事のように屋根材の撤去費用がかからないので、低コストで屋根全体の修理ができます。
塗り替えよりはコストがかかりますが、屋根材自体の寿命が延ばせるため、長い目で見てコスパがよいといえるでしょう。
カバー工法をおすすめする理由は、コスト面だけではありません。
既存の屋根材の撤去作業をともなわないので、工期が短くなります。また、工場の稼働を止めずに工事できるのも、カバー工法をおすすめする大きな理由です。
工場のほとんどの屋根材にはカバー工法が施工可能
カバー工法ができる屋根材は、スレート屋根と軽量金属屋根です。
一方、工場の屋根に使われている屋根材は、以下の3種類が主流です。
折板屋根と瓦棒屋根は軽量金属屋根なので、ほとんどの工場の屋根補修にカバー工法が適用できます。
- 波型スレート屋根
- 折板屋根(せっぱんやね)
- 瓦棒屋根(かわらぼうやね)
以下、それぞれの屋根材の特徴を一覧で簡単にご紹介します。
波型スレート屋根 |
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折板屋根 |
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瓦棒屋根 |
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「カバー工法・葺替え・塗装」の選定基準と工事のタイミングを比較
ここからはカバー工法と葺替え工事、塗り替え工事のそれぞれのメリットとデメリットを比較しながら、どの工事を選ぶかの基準について見ていきましょう。
「カバー工法・葺替え・塗装」の選定基準
メリット・デメリット |
どんな場合に選ぶのか |
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カバー工法 |
メリット:
デメリット:
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葺き替え工事 |
メリット:
デメリット:
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塗り替え工事 |
メリット:
デメリット:
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「カバー工法・葺替え・塗装」を検討するタイミング
カバー工法を検討するタイミングは、およそ築20年といわれています。もちろん立地や環境によっても前後するため、下地の野地板をしっかり点検し、劣化する前におこなうのがポイントです。
雨漏りや結露の影響で野地板が劣化してしまうと、カバー工法では対応できず葺き替えが必要になります。野地板にビスや釘が止まらず、屋根材が固定できないからです。
また屋根材自体にはがれやめくれが発生している場合、そのまま放置すると強風で瓦が飛び、人や建物に被害がおよびます。
そうなる前にカバー工法を検討しましょう。
葺替え工事を検討するタイミングは、築年数がおよそ40年経過している時期が目安です。すでに野地板の劣化が進行しているとカバー工法では対応できないので、葺き替え工事を検討しましょう。
塗替え工事のタイミングの目安は、築およそ8〜10年です。退色や変色は塗膜の劣化のサインで、放置すると防水性が低下し、コケやカビが発生します。塗膜の下の屋根材が吸水すると変形や反り、割れ、浮きの原因になるので、退色や変色を発見したら早めに塗装しましょう。
カバー工法の費用相場
工場の面積を仮に100坪とした場合、ガルバリウム鋼板を使用した屋根カバー工法の費用相場はおよそ300〜400万円です。
依頼の際には複数の業者から相見積をとって比較検討することをオススメします。
手抜き工事に注意!カバー工法の失敗事例5選
カバー工法に見られる失敗の事例について、5つご紹介します。
失敗事例を知っておけば、悪質な業者から身を守れます。
手抜き工事にひっかからないよう、屋根工事は実績が豊富な専門業者に依頼しましょう。
事例1)下地が劣化していて屋根がずれたりはがれたりした
すでに雨漏りが発生している場合、屋根の下の土台となる野地板が腐食している可能性が高いです。一時的な雨漏りならカバー工法で対応できることもありますが、長期間の雨漏りで野地板は劣化が進みます。その状態でカバー工法をしても屋根材を固定する釘やビスが固定できないので、すぐにはがれやずれを引き起こします。ひどい場合には屋根が飛んでしまうことも。
信頼できる業者に、劣化の進行具合を点検してもらいましょう。
事例2)屋根が強風で飛んでしまった
強風地域や風を遮るものがない地域では、屋根材が飛ぶ危険性が高まります。カバー工法の際は強風に耐えられる屋根材を選び、ビスで固定するなどして対策しましょう。
Googleの基準風速一覧で、工場のある地域が強風地域に該当しないか確認できます。
事例3)屋根の勾配が不十分で雨漏りする
屋根の勾配が不十分な場合、雨漏りを引き起こすリスクが高まります。勾配がゆるい上に屋根材を張ることで、屋根の勾配がさらにゆるくなり水はけが悪くなるからです。
とくに横向き金属屋根の場合、2.5寸勾配以下の屋根にカバー工法の施工は禁止されています。(縦葺き屋根の場合をのぞく)
事例4)防水シートの品質が悪く雨漏りする
カバー工法では屋根を張る前に、防水シートを貼ります。
屋根材だけを高品質にしても防水シートの品質が悪ければ、数年で雨漏りするリスクがあります。
防水シートは外側から見えない部分なので、品質が悪いものを貼る業者がいます。ご注意ください。工事は信頼できる専門業者に依頼しましょう。
事例5)屋根と外壁の隙間から雨漏りする
通常、外壁と屋根の接合部分には、雨押え板金を取り付けて雨水の侵入を防ぎます。この接合部分がシーリングのみで処理されている場合は要注意です。シーリングはおよそ10年足らずで劣化し、ひび割れを起こすので、そこから内部に雨が侵入します。
工場の屋根補修はカバー工法がおすすめ|ジャパンテックへのお問い合わせはお早めに
今回のコラムでは、工場の屋根補修に最適なカバー工法について詳しくご紹介しました。カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を重ねる方法であり、コストパフォーマンスや工期の短縮、工場の稼働を止めずに施工できる点で非常に優れています。葺き替えや塗り替え工事と比較しても、多くのメリットがあり、多くの工場経営者にとって最適な選択となるでしょう。
工場の屋根修理において、カバー工法は断熱性、防音性、防水性の向上を図り、屋根の寿命を20年ほど延ばすことができます。また、工場の稼働を止めることなく短期間で施工できるため、生産効率を維持しつつ屋根の修理を行うことが可能です。
工場・倉庫の外壁塗装・屋根塗装専門店ジャパンテック(株)では、カバー工法をはじめとする様々な屋根補修方法に対応しております。工場の屋根修理に関するお問い合わせやご相談は、ぜひ弊社の問い合わせフォーム、メール、電話にてご連絡ください。さらに、ショールームへのご来店もお待ちしております。信頼できる専門業者として、豊富な実績と確かな技術で、皆様の工場の屋根補修をサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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