工場塗装と戸建て塗装の共通点とは?|失敗しない業者選びのために押さえておくべき基準とは
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工場塗装と戸建て塗装は、建物の構造や用途こそ異なるものの、施工においては共通する工程や技術的なポイントも数多く存在します。こうした共通点を理解することは、信頼できる業者を選ぶうえでも大きなヒントになります。
今回のお役立ちコラムでは「工場と戸建てに共通する塗装の本質」と、それを踏まえた「失敗しない業者選びの基準」についてわかりやすく解説します。
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工場と戸建て塗装に共通する基本工程
工場と戸建て住宅では、建物の規模や構造、使用目的がまったく異なります。しかし、外壁や屋根の塗装に関しては、基本となる施工工程や技術的な基準に共通点が多くあります。塗装の仕上がりや耐久性を左右する重要な要素は、建物の種類を問わずほぼ同じであるため、業者の技術力を見極める際にはこの共通部分に注目することが有効です。
塗装の工程は「洗浄・下地処理・塗布」が基本
どんな建物でも、塗装工事は「高圧洗浄 → 下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り」という工程が基本になります。これは工場でも戸建てでも変わりません。最初に行う高圧洗浄では、屋根や外壁に付着したホコリ・藻・カビ・油汚れなどを徹底的に除去します。これを怠ると、どんな高性能な塗料を使っても密着性が悪くなり、早期の剥がれや膨れにつながります。
次に行う下地処理では、ひび割れや錆の発生箇所を補修します。戸建てならクラック補修やシーリングの打ち直し、工場では金属のケレン作業や鉄部の錆止め処理が主な内容です。これも見た目にはわかりづらい工程ですが、耐久性に大きく関わるため、丁寧な処理が求められます。
その後の塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが標準的です。とくに下塗りは接着剤のような役割を持つため、ここで手を抜かれると上塗りがうまく定着せず、仕上がりにも影響します。
使う塗料と施工方法にも共通点がある
塗料の種類にも、戸建てと工場で共通して使われる製品が多くあります。たとえばシリコン塗料やフッ素塗料、無機系塗料などは、いずれの現場でもスタンダードな選択肢です。違いが出るとすれば、遮熱性や耐薬品性といった機能性が重視される工場で、より高性能な塗料を選ぶ傾向がある点でしょう。
また、塗装の方法にも共通点があります。ローラー塗り、吹き付け塗装、刷毛仕上げなど、現場の形状や仕上げの目的によって選択される工法も同様です。養生の仕方、希釈率の管理、塗布量の適正化といった細かな配慮も、建物の種類に関係なく施工品質を左右する重要なポイントとなります。
つまり、塗料や工法に対する正しい知識と、それを現場で確実に実行する技術力こそが、すべての塗装における土台です。
仕上がりの耐久性は「丁寧な施工」が決め手
塗装の見た目はどの業者でもそれなりに整えてきます。しかし、本当に差が出るのは「耐久性」です。この耐久性に影響を与えるのは、使った塗料の性能だけではなく、むしろ現場での「施工の丁寧さ」にあります。
たとえば、塗料は1缶で塗れる面積が決まっています。ところが、業者の中には缶数をごまかして薄塗りをするところも存在します。また、養生が甘く、塗りムラや飛散が発生してしまうと、仕上がりにもトラブルが生じやすくなります。
このような施工品質の差は、戸建てであろうと工場であろうと変わりません。逆に言えば、「戸建て塗装でも確実な品質を提供している業者」は、工場塗装でも高い対応力を発揮してくれる可能性が高いということです。共通する基礎部分に注目することは、業者選びの確かな軸となります。
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建物の特性が違えば注意点も変わる
塗装の工程や基本ルールは共通していても、建物の特性が異なれば、現場での対応内容も変わってきます。特に工場塗装では、住宅塗装にはない環境要因や制約条件があるため、施工体制そのものを柔軟に設計できる業者でなければ対応しきれません。
面積・高さ・材質の違いが施工体制に影響する
戸建て住宅の外壁面積はおおよそ100〜200㎡ですが、工場となると一棟あたり数百〜千㎡を超えるケースも珍しくありません。加えて、高さ10m以上の折板屋根やタンク上部など、高所作業が常態化する現場も多いため、足場の設置計画や仮設設備の規模も大きくなります。
また、外壁や屋根の素材にも違いがあります。戸建て住宅ではモルタルやサイディング、瓦が主流ですが、工場では金属系の折板屋根やALC、波型スレートなどが使われており、それぞれに適した下地処理や塗料の選定が求められます。
規模や構造が変わることで、使用する資材・人員・工期もすべて変化します。そのため、住宅施工しか経験のない業者では、安全確保や進行管理の面で不安が残る場合があります。
工場特有の環境と配慮が必要
工場には工場ならではの稼働環境があり、塗装工事にもさまざまな制約が生まれます。たとえば、内部で熱を発する設備がある場合には外壁の温度が高くなりやすく、塗料が定着しにくくなることもあります。また、空気中に油分や粉塵が含まれる製造現場では、施工中の養生や塗布タイミングにも細やかな配慮が必要です。
さらに、振動・騒音の発生源が近くにあると、足場の安定性や塗装作業そのものに影響が出る可能性もあります。雨風や気温の変化だけでなく、内部稼働による影響まで読み込んで対応できるかどうかが、工場塗装の成否を分けるカギになります。
こうした条件を踏まえるには、現地調査の段階で「建物と稼働環境の両方」を正確に把握する力が業者に求められます。
稼働中の施工なら業務への影響にも注意
工場では、完全に休業して塗装を行うことが難しいケースが大半です。そのため、営業中の建物でいかに業務に支障を与えずに作業を進められるかが、大きな課題になります。とくに注意したいのは「音」「臭い」「粉塵」の3つです。
騒音が発生する高圧洗浄やケレン作業は、稼働している現場では時間帯の調整や工程分けが求められます。また、溶剤系塗料の使用には臭気対策が不可欠で、換気設備のある工場では内部空気にまで影響を及ぼす恐れがあります。
さらに、吹き付け塗装を行う場合には、ミストの飛散によって製品や精密機器に付着するリスクもあるため、養生の範囲や施工手順の設計も重要です。作業工程を細かく区分し、業務とバッティングしない時間帯に計画的に進められる業者でなければ、安心して任せることはできません。
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共通点を知れば業者選びに活かせる
塗装工事における「共通点」をしっかり押さえていれば、業者選びで失敗する確率は大きく下がります。住宅でも工場でも、基本工程や施工品質の基準は変わらないため、実績のある業者かどうかを見抜くヒントがいくつもあります。建物の規模や仕様が違っても、「塗装の本質」に向き合える業者こそが信頼に値すると言えるでしょう。
「共通の基礎」を押さえている業者は信頼できる
どんな建物であっても、高圧洗浄をしっかり行い、下地処理を丁寧に仕上げ、下塗り・中塗り・上塗りの工程を確実に守る。この「当たり前」が徹底されているかどうかが、業者選びの第一基準になります。
たとえば見積書の中に「下塗り1回・中塗り1回・上塗り1回」が明記されているか、使用する塗料が明確に指定されているか、養生・清掃といった細かい作業工程が含まれているか。これらは戸建てでも工場でも共通して確認すべき項目です。
加えて、実際の塗料使用缶数が適正かどうか、乾燥時間や塗布間隔をしっかり守っているかといった点にも注目すれば、技術力と施工誠実性を判断する材料になります。
戸建て実績+工場対応経験=信頼の判断軸
住宅塗装の実績しかない業者よりも、「戸建てと工場の両方に対応している業者」の方が、柔軟で高品質な対応が期待できます。共通の施工技術を持ちつつ、規模・環境・素材の違いにも適応できるという点で、経験値の深さが物を言います。
たとえば「大手ハウスメーカーからの受注実績がある」「物流倉庫や工場の塗装経験が豊富」といった情報は、業者選びの大きな判断材料になります。小規模でも丁寧に実績を積んでいる業者であれば、過去の施工例や写真、顧客の声なども積極的に見せてくれるでしょう。
単なる価格比較ではなく、「どの現場で、どんな対応をしてきたか」に注目することで、実力ある業者を見極めることができます。
提案力・対応力・報告力がすべてを左右する
塗装工事は、見積もりから施工完了後の報告までが一連の流れです。信頼できる業者は、この流れのすべてにおいて一貫した対応力を持っています。提案段階では、塗料の選定や工期の調整、稼働環境に配慮した工程分けなど、現場に即した具体的な提案を出してくれるかがポイントです。
また、施工中の写真提出、進捗報告、急なトラブルへの対応など、現場対応力の差も顧客満足度を大きく左右します。工場の場合は特に、品質管理部門や現場監督とのやり取りが発生するため、報告書のフォーマットや対応スピードなども重要な評価軸となります。
価格が安いからといって、対応が曖昧な業者を選んでしまうと、結果的に再施工やトラブル対応で余計なコストがかかることもあります。見積書の裏にある「対応力」まで含めて判断する姿勢が求められます。
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工場塗装と戸建て塗装は一見まったく異なる工事のように思われがちですが、実は「洗浄・下地処理・塗装」といった基本工程、使用塗料、施工品質を左右する技術的要素に多くの共通点があります。これらの共通部分に着目することで、業者の実力や誠実さを見極める重要なヒントが得られます。
「下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが明記されているか」「塗料の選定理由が説明されているか」「清掃や養生などの細かい作業まで丁寧に対応しているか」など、戸建て塗装でも当たり前に守られている基準を、工場でもしっかり実践できる業者であれば、高い信頼が置けるでしょう。
また、工場特有の稼働環境や構造、工程分けに配慮できる柔軟性、報告書の提出や現場管理における対応力なども、塗装工事の成功には欠かせないポイントです。見積書の数字だけで判断せず、「どこまで誠実に、現場に向き合ってくれるか」を確認することが重要です。
ジャパンテック株式会社(プロタイムズ越谷店・プロタイムズ春日部店・プロタイムズ越谷南店)では、戸建てから大規模工場まで、幅広い現場での施工実績と、現場環境に応じた最適な提案・管理体制をご用意しています。まずはお気軽に問い合わせフォーム・メール・お電話・ショールームにてご相談ください。共通の塗装品質を軸に、お客様の建物に最適な施工プランをご提案いたします。
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