台風シーズンも安心!遮熱シートの耐久性と台風対策ポイントをプロが伝授
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遮熱シートの導入を検討中の皆さま。「遮熱シートの機能は魅力的だけれど、どれくらいの耐久性があるのだろう」と不安に感じていませんか?
今回のお役立ちコラムでは、遮熱シートの耐久性や台風・強風の対策方法などを詳しく解説します。覚えておけば、安心して遮熱シートを導入できますので、気になる方は最後まで読んでみてください。
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遮熱シートの耐久性は、どこに設置するかで異なる
遮熱シートを屋根や外壁などに直接施工する場合、前述の自然環境の影響を強く受けるため、約10年が耐用年数の目安です。特に紫外線の影響は大きく、遮熱シートに限らず多くの建材は、紫外線によるダメージで経年劣化してしまいます。
一方で屋根裏や天井裏、壁の中など、台風・強風・紫外線にさらされない場所に設置する場合、経年劣化や破損の心配はほとんどありません。半永久的に効果が持続するといっても過言ではないでしょう。
遮熱シートの種類による耐久性の違い
タイプ |
耐久性(屋外) |
メリット |
デメリット |
アルミ蒸着タイプ |
若干低い |
軽量である 安価である 柔軟性が高い |
遮熱性能がやや劣る 傷つきやすい |
アルミ箔タイプ |
高い |
優れた遮熱性 優れた防湿性 優れた遮光性 |
破れやすい シワになりやすい 高価である |
繊維補強入りタイプ |
とても高い |
優れた強度 優れた耐候性 優れた加工性 |
厚みが増す もっとも高価である |
遮熱シートの主な種類は、アルミ蒸着タイプ・アルミ箔タイプ・繊維補強入りタイプの3つです。大まかな特徴は上記の通りですが、更に詳しく解説しますので、確認してみてください。
アルミ蒸着タイプ(樹脂フィルムにアルミ蒸着)
アルミ蒸着タイプの遮熱シートは、ベースのフィルムに非常に薄いアルミを蒸着(付着)させたものです。アルミ箔タイプに比べてアルミの層が薄いため、外部の環境にさらされると劣化しやすい傾向があります。屋外での使用では、約5~10年が目安とされています。
メリットは、他のタイプよりもアルミの使用量が少ないため、軽量でコストが安い点です。柔軟性が高く、折り曲げや加工が比較的容易な点も見逃せません。デメリットとしては、アルミの粒子間に隙間があるため、アルミ箔に比べて遮熱性能がわずかに劣ることがあります。また屋外や強い物理的衝撃が加わる場所では、アルミ面が剥がれたり傷ついたりしやすいため注意が必要です。
アルミ箔タイプ(厚手アルミ箔を使用)
アルミ箔タイプの遮熱シートは、アルミの層が分厚いため、腐食や劣化に強く、耐久性が高めです。また高い遮熱性能を持ち、輻射熱を効率よく反射します。水分や酸素、光をほとんど通さないため、高い防湿性・遮光性も期待できるでしょう。
デメリットとしては、アルミ蒸着タイプよりもコストが高くなる傾向にあります。またアルミ箔単体では破れやすく、シワになりやすいため、補強が必要です。
繊維補強入りタイプ(アルミ+ポリエチレンやグラスファイバー)
繊維補強入りタイプの遮熱シートは、物理的な強度が高く、破れやひび割れ、折り曲げに強いのが特徴です。そのため、屋外や風圧のかかる場所での使用に適しています。施工中の損傷や使用中の摩耗に強く、防湿・防水性能を兼ね備えた製品もあり、建材の保護にも役立つでしょう。
デメリットは他のタイプに比べて、製品自体の厚みがあり、重量がある点です。また、コストがもっとも高くなる傾向にあります。
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台風対策|遮熱シートを長持ちさせるための方法
遮熱シートを長持ちさせるもっとも簡単な方法は、屋内に設置することです。屋外の設置を考えている場合は、以下の方法で長持ちするでしょう。
物理的な損傷を防ぐ
屋根や外壁に施工されている場合、飛来物が当たることでシートが破れたり、アルミ面が剥がれたりする可能性があります。可能であれば、台風の接近前に、周囲にある飛散しやすいものを片付けたり、固定したりしておくことが重要です。
また、強風に煽られると、シートが剥がれたり、設置箇所の隙間から雨水が侵入したりする恐れがあります。特に、窓ガラスに貼るタイプの遮熱シートは、窓ガラス自体が割れてしまうと飛散防止効果も期待できません。窓ガラスには、別途飛散防止フィルムを併用することで、ガラスの破損リスクと、それに伴うシートの損傷リスクを軽減できます。
適切な設置(適切な業者選びや確認)
遮熱シートは、隙間なくしっかりと固定することが重要です。特に屋根や外壁に施工する場合、風で遮熱シートがめくれないように、端を確実に固定する必要があります。施工時にシワやヨレがあると風が入り込みやすくなり、剥がれる原因となるため、これらの点についても注意して、施工後の仕上がりを確認しましょう。
問題がある場合や不安に感じる点がある場合は、施工後の最終確認の段階で指摘できればよいですが、工事が終了した後でも、保証期間内であれば対応してくれるはずです。
定期的な点検
台風が来る前だけでなく、定期的にシートの状態を点検することが大切です。特に屋外に施工されている場合、経年劣化や日常的な雨風によって、固定部分が緩んでいないか、シートに破れや剥がれがないかを確認しましょう。小さな損傷であれば、早めに補修することで大きな被害を防げるだけでなく、修繕の費用も抑えられます。
高品質・高耐久な製品を選ぶ
「繊維補強入りタイプ」のように、もともと物理的強度や耐候性に優れた製品を選ぶことで、台風による損傷リスクを大幅に減らせます。特に屋外での使用を前提とする場合は、耐久性の高い製品を選んでおくことが、長期的な劣化防止につながるでしょう。
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遮熱シートの施工やメンテナンスに最適な業者の選び方
遮熱シートは、その効果を最大限に発揮させるためには、適切な施工と定期的なメンテナンスが不可欠です。信頼できる業者を選ぶことは、長期的な効果と安全性を確保するために非常に重要となります。
遮熱シートの施工やメンテナンスに最適な業者の選び方について、いくつかのポイントを解説しますので参考にしてみてください。
施工実績と専門性を確認する
遮熱シートは専門的な知識と技術が必要です。遮熱工事を専門としている業者や、遮熱材メーカーから認定を受けている業者を選ぶと安心です。一部の遮熱シートは、メーカーの定める講習や試験に合格した業者でなければ施工できない場合があります。
知識や技術だけでなく、業者の施工実績についても確認しましょう。特に、自分が施工を依頼したい場所(屋根、外壁、工場など)での実績が豊富にあるかを確認してみてください。ホームページで施工事例や顧客の声が公開されているか、直接問い合わせれば、判断できるでしょう。
見積り書が詳細に書かれているか確認する
詳細な項目が明記された見積り書を提出してくれる業者を選びましょう。遮熱シートの種類・材料費・施工面積・工賃・足場代などが明確に記載されているか確認します。大雑把な請求書を提出し、口頭で詳しく説明しようとする業者には注意が必要です。口頭での約束はトラブルに発展する可能性があります。
複数社に見積りを依頼する
複数の業者から見積りを取り、比較検討することで、適正価格や各社の特徴を把握できます。見積り内容について丁寧に説明してくれるかどうかも、信頼性を判断するポイントとなります。
保証とアフターサービスについて詳しく説明してもらう
施工後の不具合に対応してくれる保証制度があるかを確認しましょう。保証期間や保証内容が明確になっていると安心です。アフターサービスについては、定期的な点検やメンテナンスがあるか確認してみてください。
資格や自社施工の有無を確認する
施工管理技士や建築板金技能士など、関連する国家資格を持った職人が在籍している業者であれば、技術力や知識が豊富であると判断できます。また下請けに丸投げせず、自社で教育・管理された職人が施工する業者ならば、品質が安定し中間マージンも抑えられるため、コストパフォーマンスの面でも優れているでしょう。
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台風にも強い遮熱シート対策は工場・倉庫専門のジャパンテックへ
今回のお役立ちコラムでは、遮熱シートの耐久性や台風対策のポイントを解説しました。設置場所や製品タイプによって耐用年数は異なり、屋外に施工する場合は紫外線や風雨の影響で約10年が目安ですが、屋内設置であれば半永久的に効果が持続するケースもあります
。特に「繊維補強入りタイプ」のように高耐久な製品は、台風や強風による損傷リスクを大幅に低減できます。また、飛来物対策や設置方法の工夫、定期的な点検によって、遮熱シートを長く安全に活用することが可能です。
さらに、信頼できる施工業者を選ぶことも極めて重要です。施工実績や資格保有者の有無、詳細な見積もり、アフターサービスの体制などを確認することで、安心して導入できます。
工場・倉庫の外壁塗装・屋根塗装専門店ジャパンテック(株)では、台風シーズンにも強い高耐久の遮熱シート施工をご提案しております。まずは問い合わせフォームからのお問い合わせ、メールや電話でのご相談、またはショールームでの実物確認にて、安心の施工品質をお確かめください。快適で安全な工場環境づくりを、ぜひジャパンテックと共に実現しましょう。
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